これまで開発目的に限れば、Oracle Technorogy Network からダウンロード利用も可能であった Oracle Database だが、本番稼動で利用できる無償データベースはこれが初めてであろう。(ベータ版では、まだ再配布や商用利用は認められていない。)
Oracle は高性能、高機能、そして高価格なデータベースのブランドイメージが強かったが、
ついにというかいよいよ無償版のリリースによりローエンド市場に殴りこむ。
Oracle が MySQL のストレージエンジンである InnoDB を買収したことも記憶に新しいが、それはオープンソースのデータベース PostgreSQL や MySQL が Oracle にとって脅威になりつつあることの表れだろう。
またオープンソース陣営のほかにも Microsoft SQL Server 2005 Express Edition を意識していることも、Oracle Database XE の制限が、データベースのサイズが最大 4GB まで、単一の CPU と 1GB までの RAM であることからも伺える。
なお、Oracle Database XE の使い勝手については、qnote 鶴田さんの記事
【コラム】Yet Another 仕事のツール 第86回 無料のOracle Database XEを試す (MYCOM PC WEB)
こちらを参照して欲しい。
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