この報道により、MySQL ユーザーが先行きに不安を感じたのは確かで、
まさにFUD マーケティング(※)としては一定の成果を得たといえよう。
一方、MySQLがサポートする複数のストレージエンジンの一つにBerkeleyDBがある。
その BerkeleyDB の開発会社である SleepyCat のCEO Michael Olson がOpen Source Business Conferenceでインタビューに応えている。
SleepyCat CEO: Oracle deal an attempt to disrupt MySQL
その記事を Zen Kishimoto さんが訳している。
[mysql 12361] SleepyCat の CEO: Oracle による買収は MySQL の邪魔をするためと発言
Olsonはまた現在 InnoDBを使用しているMySQLのカスタマは
現在何も心配する必要はないと語っています。
MySQLユーザーとしては、この一言を信じたいところである。
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■注釈
※FUDとは不安(Fear)、不確実(Uncertainty)、不信(Doubt)のことで、不安を煽って競合相手の製品を使うのを思いとどまらせる手法がFUDマーケティングである。