Oracle による InnoDB 買収は MySQL の邪魔をするため?

先日、OracleによるオープンソースDBエンジン「InnoDB」の買収が報道された。
この報道により、MySQL ユーザーが先行きに不安を感じたのは確かで、
まさにFUD マーケティング(※)としては一定の成果を得たといえよう。

一方、MySQLがサポートする複数のストレージエンジンの一つにBerkeleyDBがある。

その BerkeleyDB の開発会社である SleepyCat のCEO Michael Olson がOpen Source Business Conferenceでインタビューに応えている。

SleepyCat CEO: Oracle deal an attempt to disrupt MySQL

その記事を Zen Kishimoto さんが訳している。

[mysql 12361] SleepyCat の CEO: Oracle による買収は MySQL の邪魔をするためと発言

Olsonはまた現在 InnoDBを使用しているMySQLのカスタマは
現在何も心配する必要はないと語っています。

MySQLユーザーとしては、この一言を信じたいところである。

■関連記事

米OracleがオープンソースDBエンジン「InnoDB」を買収。

■注釈
※FUDとは不安(Fear)、不確実(Uncertainty)、不信(Doubt)のことで、不安を煽って競合相手の製品を使うのを思いとどまらせる手法がFUDマーケティングである。
posted by さわひで at 14:31 | Comment(0) | TrackBack(2) | データベース
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバック

無償の Oracle データベースが登場!
Excerpt: 10月末に Oracle は「Oracle Database 10g Express Edition(以下 Oracle Database XE)」のβ版をリリースした。 これまで開発目的に限れば、..
Weblog: IT革命~
Tracked: 2005-11-27 23:37

【MySQL】InnoDB に代わるストレージエンジンの候補「solidDB」が急浮上
Excerpt: Oracle による InnoDB 買収は既報だが、MySQL は Oracle に買収された InnoDB を利用し続けるのか、それとも InnoDB に代わるストレージエンジンを一から開発するか、..
Weblog: IT革命~
Tracked: 2006-04-20 01:52