見慣れないユーザインターフェイスのため、やりたいことがすぐにできないこともあるが、Windows 2000 から Windows XP に移行したときを思い起こせば、すぐに慣れるだろう。
Windows Vista で一番問題になるのが、互換性の問題で Windows XP で動いていたアプリケーションが動かないということもある。
私が直面したのは、ミクッチェとってミクシィの更新を監視するツールなのだが、調べてみると VB6 のランタイムを使っていることが影響しているようだ。回避策は見つけたのだが面倒なのでやっていない。
アプリケーションの実行に関しては、セキュリティを強固にするため、かなりチェックが厳しくなった。たとえばMMCを使う管理ツールを立ち上げると動作を許可するか否か確認を求められる。
それと通常は管理者グループに属するユーザであっても、一般ユーザーの権限で動作している。そのため、USBハードディスクにバックアップを取ろうとしたときに、一般ユーザーとしてはアクセス権がなくファイルのコピーができなかった。
バックアップは確実にすべてのファイルを取りたいので、管理者権限で実行したい。そこで初期では無効になっている Administrator を有効にし、Administrator としてバックアップ用のバッチを動かすことにした。
Administrator を有効にする方法は以下のとおりである。
・スタートメニュー→検索の開始ボックスに「lusrmgr.msc 」と入力する。「ローカルユーザーとグループ」が起動する。
・左のツリーから「ユーザー」を選択
・右のペインから Administrator を右クリックしてプロパティを表示する。
・「アカウントを無効にする」チェックを外して「OK」ボタンを押す。
Administrator を右クリックして「パスワードの設定」も行っておこう。
次回起動時からAdministratorがログオン選択画面に追加される。
この後は、バックアップ用のバッチファイルを Runas コマンドから起動するようにした。
runas /u:machinenema\ysername cmd
とここまでやっておいて、バッチファイルを右クリックしたら、
「管理者として実行」
があるではないか!
Vista 使いへの道は遠い。。。。。
Vista というOS。SP1のリリースもまだなので、さまざまな問題を内包していそうだ。ひとつひとつおきた問題をクリアしていき、手になじむツールに仕上げていこうと思う。