Opera が永久無料化に!

Webブラウザー「Opera」が v8.50 から永久に無料化、
つまり広告バナーが表示されないバージョンが公開されました。

それに伴ないライブドアによる「Opera」のライセンスキー販売は終了、
サポート窓口は Opera Japan に移管されます。

Opera の販売権をめぐってトランスウエアとライブドアの確執もありましたが、
広告を表示する無料版と広告を非表示にする有料ライセンスで成り立っていたビジネスモデルは大きく転換、これで Opera のビジネスモデルは最終形になったといえるでしょう。

8月30日に Opera ブラウザ開発10周年記念で、ライセンスキーが24時間にわたって無料配布されましたが、おそらくビジネスモデル転換のマーケティングリサーチだったのでしょう。

バナー広告除去とライセンス料無料化の背景には、Google との契約があったようです。

Opera無料化の影にGoogleあり

2005年上半期のOperaの売上の内訳を見ると、30%がバナー広告による売上、25%がライセンス料収入、45%がGoogleに対するトラフィックの誘導と他の提携パートナーからの収入となっている。したがって、今回のバナー広告除去とライセンス料無料化によってOpera Softwareは短期的に売上の55%を失うことになる。


今回のビジネス転換によって、Google からの新しい契約と無料化に伴なうシェア拡大により、短期的には売上の55%を失っても早期に補える見込みがあると予測したのでしょう。

また一方でもう一つの収入源、携帯電話など組み込み向けOperaが好調に伸び、同社の売り上げの7割を占めるようになったことも大きく影響しています。

無料化発表から2日間のダウンロード総数は100万以上。無料化前の4倍のペースだそうですが、まず目先の目標は Firefox のシェアを超えることでしょうか。

「無料でも利益拡大」――Opera、2日で100万DL

Operaの日別平均ダウンロード数がこれまでの4倍に

posted by さわひで at 07:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | ソフトウェア
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