【結果発表】大半は「勘」や「経験」で見積もり : IT Pro 記者の眼
誤った見積もりは、不幸なプロジェクトが起こる原因の一つです。
属人的な「勘」や「経験」に頼った適当な見積もりは、見積もりした時点でプロジェクトが始まった時点で、失敗を示唆してしまう可能性が多大にあります。
なぜそのようなことが起きるのでしょうか?。
端的な原因はコメントから読み取れます。
- ユーザー企業が要件の固まっていない状態で見積もりを依頼してくる
- 正確に見積もったとしても,プロジェクトが進むにつれて要件の追加や変更が頻発するため,実績値とのズレが生じてしまう
いずれも代表的な変動要因です。
正確な見積もりを行うのに、必要なデータがない、あるいはデータを蓄積・分析していない、いやそもそも正確な見積もりを行おうという気概がなければ話になりません。
これは絶対という見積もりを出すことは出来ませんが、経験したことを次の見積もりにつなげる為には、プロジェクト終了後の分析フェイズを必ず行うことが必要です。
プロジェクトを進めていく過程で、予測外の出来事が起きるので、問題解決能力とマネージメントは、プロジェクトを成功裡に終わらせるために必要なことは言うまでもありません。
とにかく、赤字プロジェクトや根性プロジェクトを無くすためには、見積もり技術を向上させるための努力を怠ってはなりません。