2004年7月にPHP5がリリースされてから丸3年、2000年5月PHP4がリリースされてからは7年が経っています。
貧弱だったPHP3、より実用的になったのがPHP4.それにオブジェクト指向を積極的に取り入れたのがPHP5でした。
Webサービスのサポート、Ajax、XMLなど、Web2.0的なサイトを構築するのに最適なのは、当然PHP5です。
しかし、新規に組むシステムにPHP5を採用するのは簡単ですが、既存のアプリケーションをPHP5に対応するのはそう簡単ではありません。マイナーバージョンアップでも、PHPの不具合でアプリケーションに影響が出たことは何度も経験しています。メジャーバージョンアップとなると、どうしても腰が重くなります。
ましてプラットフォームが変われば、PHPだけでなくデータベースのバージョンも変わるので、移行がなかなか進まないのもうなずけます
Fedora Core は 4 から、RHELは 5(CentOS5)からPHP5 になっているので、すでにサポート終了を待たずにPHP5に移行した人もいるでしょう。もっとも、PHP4互換モードで誤魔化しているかもしれませんが。
●2007年12月31日(米国時間) - PHP 4系サポート終了
●2008年8月8日(米国時間) - PHP 4系重大なセキュリティフィックス対応終了
このアナウンスによって、これまでより前向きに新しいバージョンに取り組まなければなりません。
■ 関連記事
「PHP 4」のサポートが2007年末で終了へ
PHP 4のサポートが12月31日で終了 - 2007年中にPHP 5への移行を検討のこと
■2007/11/10 追記
Open Tech Press | SRA OSS、旧版の「PHP 4」を対象とするセキュリティ対策サービス