何の気なしに再起動したのが運の付きでした。
起動中のコンソール画面に、
「GRUB」
と表示され、そこで止まってしまう罠にはまりました。
カーネルが新しくなったからと、まずはじめに疑ったのがカーネルでした。
インストールDVDから起動し、Bootプロンプトで、
linux rescue
と入力します。
次に表示されるメッセージに従って、
chroot /mnt/sysimage
これで /mnt/sysimage が / になります。
そして、/etc/grub.conf を編集し、default=0 を 1 に変更しました。
2番目のtitleに書かれているカーネルが使用されるようにします。
ところが「GRUB」で止まる状況は一向に変わりません。
問題はカーネルをロードする前の段階にあったようです。
Googleで検索してみると、「GRUB(MBR)が破損してカーネル読み込みができない」というそれらしいTipsがありましたので、これを試してみることにしました。
1. GRUB用の起動フロッピーを作る
# dd if=/usr/share/grub/i386-redhat/stage1 of=/dev/fd0 count=1
# dd if=/usr/share/grub/i386-redhat/stage2 of=/dev/fd0 seek=1
2. 作成した起動用フロッピーで再起動
これで正常起動が確認できましたので、次のステップへ。
3. HDD(MBR)へのGRUBインストール
・GRUBコマンドラインでの例
grub> install=(fd0)+1 (hd0) (hd0,1)/boot/grub/stage2
は何故か失敗したので、
・Linuxコマンドラインでの例
# /usr/sbin/grub-install /dev/hda
を実行し、事なきを得ました。