Firefox、Opera など他のウェブブラウザに追随して、ようやく IE もタブブラウザとなった。
IE6日本語版がリリースされたのは、2001年9月20日なので、5年ぶりのメジャーバージョンアップとなる。
正式名称はWindows Internet Explorer 7 for Windows XP。
対応OSはWindows XP SP2、Windows XP 64-bit Edition、Windows Server 2003 SP1。2010年までサポートされる Windows 2000 向けのIE7はリリースされない。
Windows Vista にも標準搭載される。Windows XP の自動更新機能での配布は、6ヵ月後の予定である。
それまで待てずにインストールしたい人はここから→Microsoft Internet Explorer 7: ダウンロード
早速、ダウンロードしてインストールしてみた。
インストールが完了すると、再起動を要求するダイアログが表示される。
再起動後、初めてIE7を起動すると、いくつかの初期設定をしなければならない。
最初に表示されたダイアログがこれである。フィッシング詐欺検出機能を有効にするか否かを設定する。とりあえず無難に有効を選ぼう。
「規定のプロバイダを選択してください」
プロバイダという意味がわかりにくいが、これは検索ボックスで使う検索エンジンを設定するものだ。検索ボックスの右にあるプルダウンメニューから検索エンジンを選択できる。もちろん後から追加したり、規定の検索エンジンを変更することも可能である。
「検索プロバイダの一覧から選択する」を選ぶと次の画面で、検索プロバイダつまり検索エンジンの設定画面が表示される。
「フィッシング詐欺検出機能を設定して Webブラウズを安全に」
先の画面でフィッシング詐欺検出機能をオンにしたはずだが、チェックボックスはオフのままである。チェックしておこう。
「Webページの文字をより見やすく」
IE7ではテキストレンダリングが変更され、ClearTypeフォントが使われる。主に液晶モニタで可読性を向上させたという。ClearTypeフォントになっても字幅はほぼ変わらないため、テキストレイアウトが変わることはない。
「お住まいの国/地域の Webページ表示されるように設定する」
母国語以外に最適化する必要がないなら「現在の設定を使用する 日本語」を選ぼう。
「Internet Explorer の品質向上: カスタマエクスペリエンス向上プログラムに参加する」
Microsoft に協力したいなら、チェックしておこう。
「検索プロバイダを Internet Explorer 7 に追加する」
先の質問で「検索プロバイダの一覧から選択する」を選ぶとこの画面が表示される。
Web検索11サイト、トピック検索で4サイトから選ぶ。
Web検索サイトは、@nifty、BIGLOBEサーチ、DION、excite、goo、Google、Live Search、livedoor、OCN、So-net、Yahoo!JAPAN、トピック検索は、Amazon、マイクロソフト、楽天市場、Wikipedia が対象である。
機能面でのトピックスはいくつもあるが、今日は一つ変更点を紹介しよう。
Internet Explorer 7 Beta 3は最小化するとメモリを解放する - GIGAZINE
タブブラウザの使い方に慣れてくると、沢山のWebサイトを開くことが日常的になるだろう。しかし、Webブラウズしているときはいいのだが、ブラウズ以外の他の作業をするときに大量のメモリを消費した状態なのはいただけない。ましてノートパソコンで搭載メモリが少ないモデルでは、かなり厳しいものがある。
そんな時でもブラウザを閉じるでなく、最小化でメモリを開放してくれるのは、非常にありがたい仕様といえそうだ。もっとも、Firefoxにも同等の機能があるそうだが。
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