「Internet Explorer 6」のリリースから何年ぶりになるだろうか。
IE7 の Beta 2 Preview が、一般利用者もダウンロード可能になった。
IE7 の主要な機能を見てみよう。
●タブブラウジング導入
・サムネイルで一覧表示可能
・他のブラウザとのAjaxアプリケーションの互換性を向上
・国際化ドメイン名もサポート
・PNG画像の透過表示も可能
・用紙の幅に合わせて自動で縮小印刷する機能が追加
・Webページの表示倍率変更機能
・RSSフィード自動認識機能
●セキュリティ強化
・フィッシング対策を強化するセキュリティステータスバー導入
フィッシングサイトを検知するとアドレスバーの背景の色が変わったり、
警告メッセー ジを表示する。
・デフォルトで ActiveX を自動的にインストールできない。
ユーザーが許可を与えたActiveXを有効にする“ActiveX Opt-in”機能が追加。
・すべてのポップアップウィンドウにアドレスバーを表示する
・閲覧履歴を一括消去できる機能
・国際化ドメイン名(IDN)のスプーフィング対策
・URLパース機能の再設計
・Windows Vista上では、他のアプリケーションとブラウザを隔離するプロテクトモードで動作させることも可能
【CRYPTO-GRAM日本語版】Internet Explorerはヤバイ
これは「暗号の秘密とウソ」を書いたBruce Schneier 氏のコラムである。
2004年の1年間Internet Explorer(IE),Firefox,Operaという3種類のWebブラウザを追跡調査し,「危険であると知られていた(known unsafe)」日数を数えた。ここでの「危険であると知られていた」の定義は,「遠隔地から悪用される可能性のあるセキュリティ・ホールが公表されたにもかかわらず,修正パッチが提供されていない状態」である。
それによると,IEは98%が危険日だった。パッチ未提供の公開済みセキュリティ・ホールが存在しなかったのは,2004年を通してわずか7日だった。
それに対して、Firefoxの危険日数は15%、Operaの危険日数は17%だったという。
IE7 で危険日数は減るだろうか。
マイクロソフトがセキュリティ強化とうたっている内容を見る限り、
その可能性は低いだろう。
むしろ新機能の追加により、潜在的なセキュリティホールは増えることが予想される。
私も興味本位でインストールしてみたが、メニューバーがないのが特徴的だった。
結局、日本語化されていなかったため、すぐにアンインストールしたのだが。
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