NECからちょっと気になるノートPCが発売される。
薄さ15.8mm 量さ約725g の超軽量スリムモバイルノートPCだ。
これは10.4型液晶を搭載した「Let'snote R8」のSSDモデルの約900gよりも軽い。
Windows Vista搭載の10.6型ワイド液晶ノートPCとして、世界最軽量を実現している。
ただ軽いだけでなく、実用性もこだわっているようだ。2セルのMバッテリでも公称 4.1時間の駆動時間(Windows XP Professionalの場合)、2倍の容量を持つLバッテリでは公称8.2時間の長時間駆動が可能になっている。Lバッテリを装着しても重量は約835gなので、常にLバッテリでもいいぐらいだ。
さらに、ACアダプタは、通常タイプと薄くて軽い薄型ACアダプタの2種類から選べる。通常タイプの重量は225gと比較的軽く、薄型ACアダプタにいたっては重量はわずか110gとなる。薄型ACアダプタは価格が2,520円高くなるが、持ち歩きすることが多い人はこちらを選んだ方がいいだろう。
バッテリーやACアダプタまで含め軽量化を実現しているとは、モバイルユース中心のユーザーにとってはうれしい配慮である。
64GB SSD搭載。インストールOSは、Windows Vista Business 正規版、Windows XP Professional 正規版も選べる。
ポインティングデバイスがスティックポイントなのも好感が持てる。もっとも、小型軽量を追及した結果、パームレストの無い形になったのかもしれないが。
VersaPro UltraLite タイプVS 詳細はこちら
余談だが、筆者はバリバリのThinkPad ユーザーである。家でも外でもこれ をメインで使っている。なので、画面が小さくて、キーボードが小さくて、メモリやハードディスクの容量が少なくて、サイズは小さいけれども決して軽くないネットブックに触手が動かないのである。スライドパッドも大の苦手で、思った位置にカーソルを動かすのも一苦労だったりする。
だから価格が安くても、今の一般的なスペックのネットブックを買うことはない。しかし、VersaPro UltraLite タイプVS はネットブックとは違う。ネットブックに課せられるコストの制約を受けずに、機能性を追及しているモデルだから、一度触ってみたいと思った。キーボードとポインティングデバイスの使い勝手がよければ、外出時だけでも使いたいと思うかもしれない。