レノボ IdeaPad は使えない!?

レノボのネットブック IdeaPad をモニタする機会に恵まれた。前々からネットブックの使用感には興味があったので、普段使っているThinkPadとの違いを中心にレポートしたい。

IdeaPad 来た


結論から言うと IdeaPad は使えない・・・・・

はじめに申し上げておかなければならないが、筆者はThinkPadがIBMブランドだった頃からの ThinkPad ユーザである。X20、X40、X61s、X200sと4台を乗り継ぎ、今では ThinkPad 以外のノートPCは考えられないほどの TninkPad 信者である。

どうしても TninkPad 贔屓になるのはそのためで、その点は了承いただきたい。価格もコンセプトも全く違う ThinkPad との対比になるので、IdeaPad にとってはいささか分が悪い評価になることを、まず述べさせていただこう。


試用したパソコンは、Lenovo 初のネットブック「IdeaPad S10e」である。直線基調のデザインは洗練された印象を受ける。カラーはパールホワイト、リップピンク、アクアブルー、そして新色のマットブラックから選ぶことができる

心臓部にはネットブック標準ともいえるIntel Atom プロセッサを搭載。10.1インチのLEDバックライト液晶の解像度は1024×576。無線LAN機能およびBluetoothを搭載。OSはWindows XP Home edition。メモリは1GB、ハードディスクは160GBを搭載している。液晶の縦のドットが少ない点を除いてはネットブックとしては申し分ないスペックといえる。

バッテリーは6セルバッテリーを採用しているが、これは実用性を重視した設計の表れだろう。見せかけの軽量をアピールするために、3時間と持たないバッテリーを標準としている製品と比べて良心的だ。そもそも交換できる大容量バッテリーが用意されていなければ、予備バッテリーをいくつも持ち歩かなければならなくなりナンセンスだ。その点、IdeaPad は3時間以上持つバッテリーを標準搭載している。最長5.3時間の駆動が可能だ。

キーボードも、約17mmのキーピッチを確保し、指の太い男性でもタッチタイピングすることができる。これより小さいキーでは打ちづらくて常用するのは難しいだろう。キーボードもネットブック選びで重要なポイントの一つである。ただ一つだけ難点があった。それは後述する。

ネットブックは、CPUもビデオチップもほぼ横並びなので、パフォーマンスには差が出にくい。むしろ、パフォーマンスに大きな影響を与えるのはCPUよりもメモリだ。他社のネットブックでもメモリを1GBも搭載していないモデルはほとんど無いが、IdeaPadは最大で1.5GBまで増設可能だ

価格の安いネットブックは、品質に不安があると思うかもしれないが、IdeaPad は ThinkPad に使われてきた品質基準の「Lenovo スタンダード」を適用しているのでその点は安心だ。

ネットブックの中では後発のためか、このIdeaPadは他社製品をよく研究して設計されているように思う。


さて前置きはこれくらいにして本題に入ろう。何をもって IdeaPad は使えないと申し上げたかというとそのキーボードである。




IdeaPad キーボードThinkPad キーボード

左が IdeaPad S10e で右が ThinkPad X61s のキーボードだ

写真だとわかりにくいが、以下のかな文字がプリントされるキーに注目していただきたい。

「の」「り」「れ」
「ね」「る」「め」

今一度、拡大写真をお見せしよう。

IdeaPad キーボード

ThinkPad キーボード

"のりれ"と"ねるめ"の幅を見比べてると、IdeaPadの"のりれ"に対して"ねるめ"がかなり窮屈なのがおわかりいただけるだろうか。しかし、この三つのキー"ね"る"め"は非常によく使うキーなのだ。かな入力では句読点(、。)、英字入力ではドットとスラッシュ(./)である。これを右手の中指、薬指、小指で打つのだが、特に薬指でドット(.)句点(。)を打つのが難しかった。視線をキーボードに移して位置を確認しなければならなかったほどだ。

「↑」キーを「Shift」キーの横に割り込ませたのが原因だと思うが、スペースだけでなく生産コストの制約もあるのだろう。

もっとも、標準構成で 1.38kg、薄さ約2.57cmの小さい本体サイズに全てを収めなければならないネットブックには酷な話である。多少の使い勝手を犠牲にしても、コンパクトな筐体がネットブックの最大の利点であることは理解している。

しかし、日常的に ThinkPad を持ち歩き、オンでもオフでも使用している筆者からすれば、IdeaPad のキーボードは外出時だけでも忍耐が必要だと感じたのは正直なところである。

もっとも、IdeaPad は使えないといっても、ネットブックカテゴリに属する IdeaPad が、決してダメなモバイルPCだという意味ではない。あくまで ThinkPad と相対的に見て、使えないと判断したことは申し上げておく。


それで結論としては、IdeaPad より軽く、キーボードも打ちやすく、CPUも速く、液晶も大きく、バッテリーも9セルが用意されている筆者が愛用&おすすめの機種はこれということになる。予想通りのオチで申し訳ない。




■ ThinkPad X61s と IdeaPad S10 の比較写真

この写真を撮った時は、すでに X200s を発注済み、なおかつ出荷済みであったが、まだ届いていなかった。

レノボ兄弟

上から見た白と黒

キーボード白と黒

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